昭和50年度には、本村小学校で「小グループの活動をとり入れた授業のくふう」についての研究が行われた。その中の体育の授業をみると次のとおりである。
(1)教材 ボールを使用した体操・走り高とび
(2)ねらい(グループ学習に関するもののみ記す)
目標を決めて積極的に練習し、グループで協力しあって運動ができるようにする。
(3)授業の反省
この授業後の反省として「グループ編成は学級の実態に応じた編成が必要であり、グループから指名されない子がでるような場合、男女の対立がはげしい場合などは、ソシオメトリー、スポーツテストなどを利用して進めるのがよい。また、体育では、体育の特性に応じたグループ指導が必要であり、陸上・器械・水泳などの領域においては能力別指導での効果が大であり、体操・ボール・ダンスなどでは異質グループの方が効果があり、おちこぼれにくい。」などの指摘がなされた[図10]。
[図10]授業のプロフィール〔本村小学校〕
関連資料:【学校教育関連施設】