■フローチャートによる授業の展開

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 学習指導プログラムは、従来の学習指導案より詳細なフローチャートで授業の展開を表現している。そして授業を一つのシステムとしてとらえ、目標・内容・方法・評価の最適化をはかろうとするものである。
[図14]のフローチャートは、芝浦小学校の「アナライザーの効果的な活用」を主題とする研究(昭和55、56年区教育委員会研究協力校)授業の展開例である[注釈2]。この研究はアナライザーの使用により、一斉授業の中で一人一人の学習の個別化を図ることをねらいとしたもので、この際フローチャートは、機器の使用時期や児童の反応に対する処置などを明確に指示するのできわめて好都合である。
 以上の研究は学習の個別化をめざした貴重な研究である。各学校でもこのような研究を日常の授業の中で実践し、その有効性を確かめることが続けられた。

[図14]フローチャートによる授業の展開 第1学年 算数科「100までのかず」

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