夏季学園

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 夏季学園[注釈5]は、5、6年生を対象に、箱根ニコニコ高原学園で2泊3日の生活を送る[注釈6]。この3日間の生活で、最も大きな行事は、金時山登山である。苦しみに耐え、登れたという自信が児童の成長の糧になる。
 次に飯倉(いいぐら)小学校の昭和58年度の夏季学園の実施計画をもとに概要を見てみる。
 
 (1) 夏季学園のねらい
  ① 箱根の自然にふれ、楽しみながら心身をきたえる。
  ② 先生や友だちと寝食をともにし、人間関係を深め、夏休み生活のよい思い出をつくる。
  ③ 集団生活によって、規律ある行動を身につけ、連帯意識・協調性・公徳心を養う。
 (2) 日程
  第1日 学校出発→〈中央高速〉忍野八海→山中湖(昼食)→平和記念公園→学園着
  第2日 [図36]参照
  第3日 学園発→湖尻(乗船)→元箱根→富士箱根ランド(昼食)→小田原→〈東名高速〉→学校着
 
 なお、夏季実施の行事として、高輪台小学校ではPTA主催の水泳教室を、昭和48年度から5、6年生の希望者を対象に岩井海岸で実施している。期間は3泊4日でPTA役員のほか教職員、看護婦がついて指導にあたっている。

[図36]夏季学園の日程〔第2日〕・昭和58年度飯倉小学校

 また、飯倉小学校では、農村の生活を体験させるため昭和48年から山形県舟形町小学校との交歓会を行っている。5、6年生の希望者が参加しPTAが主催している。また昭和59年から舟形小の児童が飯倉小学校を訪問している。このような例は御田(みた)小学校でも行っている。御田小学校の場合は秋田県仙北郡千畑村千屋小学校と交流している。この場合もPTAの主催で、昭和58年から千屋小学校が御田小学校を訪問している。
 
関連資料:【文書】小学校教育 岩井夏季学園
関連資料:【図表および統計資料】学校教育 移動教室・夏季学園の参加・利用人数
関連資料:【学校教育関連施設】