■起床、就寝時刻からみた睡眠時間

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 起床・就寝時刻は、1日の活動の基本を成すものである。昔から「早ね早起き」と言われているが今日ではそれに当てはまる児童は少ない。
 起床時刻は午前7時前後が多い[図38]。これは、学校の登校時刻に間に合うようにということが基準になっていると思われる。就寝時刻はかなり広がっていて個人差がある。多いのは午後10時―10時半ごろである[図39]。小学生にしては、やや就寝時刻が遅い。そこで、学年別、男女別の平均睡眠時間をみてみる。
 [図40]からみると、5年男子で9時間10分、6年生になると更に少なくなる。男女別に見ると女子の方が睡眠時間がやや少ない。
 5年生と比べ、6年生になると就寝時刻が男女とも遅くなり、睡眠時間が少なくなっている。
 午後9時半前に寝て、午前6時半前に起きる早寝早起きの5、6年生は全体の20パーセント前後である。

[図38]港区の5・6年生の起床時刻


[図39]5・6年生の就寝時刻


[図40]学年別、男女別平均就寝・起床時刻と平均睡眠時間

 児童の下校後の生活、とくに下校後の過ごし方、勉強時間、テレビの視聴時間、読書量、家事手伝いの状況などの調査結果は次のとおりである。

[図41]下校後の過ごし方

 [図41]でみると、5、6年生の児童が毎日行っていることの中で多いのは、「外で遊ぶ」「家の中で遊ぶ」「マンガを読む」「趣味」「スポーツ・運動」などである。どちらかというと、屋内で遊んでいる傾向が強い。これを学年別、男女別にみると、「外で遊ぶ」は男子に多く、女子は、「家の中で遊ぶ」傾向が強い。