児童の健全育成を目指して、各学校では生活指導体制を学校の実態に応じて組織している。
■校内の取り組み
学校では生活指導の重点を定め、運営組織に生活指導(部)委員会を位置づけ、この委員会を中心に全校指導体制で臨んでいる。即ち生活指導委員会は、年間計画や生活のきまりの見直し、児童の問題行動などの情報を収集し指導の手だてを検討している。そして、日々の指導は週番や看護当番の教員が中心になって行っている。
■年間指導計画
学校の生活指導は、学校教育目標を具現するため生活指導上の視点を「指導の重点」にし、更に年間計画をつくり、これに基づいて月毎に具体的な指導内容を決め、それを低・中・高学年に具体化し行動目標として示している学校が多い。
また、一日の生活のきまりを、「よい子の一日」としてまとめ指導に利用している学校もある。現在はきまりをできるだけ精選し重点化しようとする方向にある。
なお、生活指導の全体計画の中に特別活動の指導を融合させ、教科指導と生活指導の関連をはかりながら進めているのが現状であり、特に児童理解について焦点がしぼられ、59年ごろからカウンセリング、マインドが重視されてきた。
関連資料:【文書】小学校教育 東町小学校児童のきまり