■選択学習の研究

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 御成門中学校では昭和55年度に、選択学習により「ひとりひとりを生かす理科学習」について研究を行っている[注釈6]。
 この研究は、指導内容を最小限共通に履修する内容と、更に理解度、学習結果の定着度の差によって選択履修させる内容に分けて指導する方法である。選択履修のコースは更に共通履修内容の基本的部分を反復ドリルする基礎コースと共通履修したことを更に応用発展の面を促進する発展コースに分ける。共通履修は全員が対象で、基礎コース、発展コースは学習結果を基にグループ編成をし履修させる。コースの中は4名位ずつの班を編成し、グループ学習をする。指導計画は[図12]の表のとおりである。
 この学習には個人カード・グループカード・学習ノート・ワークシートなどを使用している。

[図12]指導計画の例〔第2学年〕