国際理解教育の推進[図17]

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 区立中学校の国際理解教育については、昭和25年区立赤坂中学校の青少年国際赤十字活動の「健康安全・篤志奉仕・国際理解・国際親善」などの記録が最も古い。また昭和43年には赤坂中学校は文部省からユネスコ協同学校に指定されている[注釈7]。ユネスコ協同学校は世界の国々のようすや状態を知って教育・科学・文化の面の国際協力の精神を身につけることが大きなねらいであった。当時の赤坂中学校の研究は各学年6班に分かれ、イギリス・フランス・スイス・中国・インド・アメリカの六つの国を各班が選び、1年は主にその国の自然について、2年は歴史・文化について、3年は政治・経済について研究し、その成果をまとめて発表した。
 中学校段階の国際理解教育では、世界の人々の生活や文化への正しい理解をはじめ、歴史にみられる国際関係や文化交流の理解、更に他民族の文化、生活などへの関心を通じ国際協力の精神を養うことがねらいで、教育課程に明確に位置づけ、学校の全教育活動の中で実践されている。昭和60年代の本区内中学校の具体的活動は姉妹校の提携による外国の生徒との交流とJRC活動である。その概況は次のとおりである。

[図17]日本赤十字社登録証

関連資料:【図表および統計資料】教育行政 中学校 割合/生徒数(国公私立)(公立のみ)
関連資料:【学校教育関連施設】
関連資料:【くらしと教育編】第12章第5節 (2)最後のテーマは「国際理解」
関連資料:【くらしと教育編】第14章第4節 (2)姉妹校提携とJRC活動について
関連資料:【くらしと教育編】第14章第4節 (3)ユネスコ協同学校への参加