■日程

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 日程は昭和47年度からそれまでの3泊4日が2泊3日になっている。これは関西方面修学旅行に従来は修学旅行専用列車「ひので号」を利用したが、昭和47年度から新幹線列車を利用することになったためである。これにより往復の時間が短縮され、生徒の負担が軽減され、見学地も重点化された。
 例としては、昭和43年港南中学校[図35]と、昭和60年高陵中学校[図36]の日程表である[図37]。

[図35]昭和43年、港南中学校の修学旅行行程表


[図36]昭和60年、高陵中学校の修学旅行行程表


[図37]修学旅行 鹿と遊ぶ

 なお、港中学校は昭和60年に、港南中学校は昭和61年に、東北地方への修学旅行を実施してい時る。変更の理由は東北新幹線を利用できることや、関西方面には卒業後旅行する機会が多いとか、東北の人情、自然にふれたいなどのようである。日程は[図38]のとおりである。

[図38]昭和60年、港中学校の東北地方修学旅行日程

 このほか、中学校の遠足は移動教室や連合体育大会の充実にともない、実施回数を減らすケースが多くなった。すなわち、1学年では、3泊4日の移動教室、2学年は同じく3泊4日の夏季学園、3学年は2泊3日の修学旅行と振り分けて、日帰りの遠足は従来春秋2回実施したのを春または秋の1回にした学校が多い。