これによれば教科研究が中心になっているが、昭和53年の学習指導要領改訂前後より、教科のほか特別活動や道徳の分野の研究もすすみ、その件数も多い。これは、教科選択制への対応と、道徳の指導や特別活動指導の充実により、人間形成への取組みを意図した研究をすすめなければならなかった教育現場の状況を反映するものである。
注目しなければならない研究項目に、「帰国子女の適応」がある。これは、国際理解教育の一環であり、今後発展させなければならない研究領域である。事実、昭和60年度では、区内中学校では4校がすでに取組んでいる。
[図39]分野別にみた校内研究主題