■生徒の性向の特徴

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 昭和57年度から区内の学校で実施している性格検査をもとに中学生の特色をみると、約70パーセントの生徒が、「自分の興味・関心のあるものに集中する」と答えているが、「がまんしてくり返しやる」とか「つらい仕事を投げ出さずにやる」というのは、約70パーセントの生徒が拒否している。また、他者への依存という面では、60パーセント近くが頼りたい気持ちを示している。そして、「心の底から友人としてのつき合いをしている」と答えた者は20パーセント強で、他人とのつき合いは、適当に社交性をみせるというのが多い。自己中心的で、忍耐力がないという問題性を示している。学習面では、かなり多くの生徒が不安感をもっており、「努力してもうまくいかない」、「成績の悪い理由はわかるが直せない」と答えた生徒が40~50パーセント近くいた。