教育目標と指導の重点

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 各園の指導の重点について総覧してみると次のとおりである。
 
■教育目標
 [図5]は、昭和57年度(1982年度)から60年度までの4年間の本区区立幼稚園の教育目標を分類したものである。
 これをみると明らかに、知育・徳育・体育の三つに分類でき、この三つの面の頻度数がほぼ同じになっていることから、知徳体の調和を図るように各幼稚園が教育目標を設定していることがわかる。具体的な表現として知育の面では、「考える子ども」、徳育の面では、「仲よく遊べる子ども」、体育の面では、「元気な子ども」が最も多い。

[図5]幼稚園の教育目標〔昭和57年度から60年度〕

■指導の重点
 教育目標を達成するために各幼稚園では、指導の重点をきめているが集約すると次のようなものになろう。指導内容の精選・充実、指導法の工夫、教師間の相互理解を深める、幼児理解を深める、教材・教具の吟味や環境の整備、小学校との連携の強化、保護者の理解や協力を深めるなどの方策である。
 
関連資料:【文書】幼児教育 グループ研究(あそび)