交流指導をもう一歩進めて障害のある子どもを健常児と一緒の学級において教育を進める考え方が統合教育である。
このような方法は、障害児が家族など一部の限られた健常者との交流だけでなく、健常児の集団の中で障害児自身、問題意識をはっきりつかみ解決への構えを強化することや、一方健常児の意識を改善し障害者への理解と心の同化を図るために大切であるという考え方である。これは施設の安全面からの検討をはじめ、教師の力量、教師の過重な負担の解消、教育効果のプラス・マイナス面、保護者の理解など様々な問題があり、今後の十分な検討や研究が必要である。