港区内には職業課程の高等学校として港工業高等学校と芝商業高等学校とあり、両校とも全日制のほか定時制課程を併設している。
■都立港工業高等学校
港区西新橋3―18―13
全日制・定時制共に機械科・自動車科・電気科・電子科をもつ高等学校である。普通教科と専門教科の時間割り当てが5:4で、実業は4~6時間の連続時間を組んでいる。
同校は昭和43年4月隣接土地を買収、44年体育館工事完成、45年から47年まで実習工場の拡張工事が行われた。昭和58年1月には、自動車整備士技能検定規則の規定により、自動車整備士の1種養成施設として運輸大臣より指定されている。
■芝商業高等学校
港区海岸1―8―25
全日制・定時制両課程併設の商業高等学校で、全日制の場合とくに2年生から情報処理(コンピュータ)を学ぶコース、タイプライターを学ぶコース、簿記を学ぶコースなどの選択コースを設けている。
同校は昭和47年新校舎・体育館の新築工事が完成し、同年環境整備工事(校庭補装工事など)が終了している。昭和48年には、全商協会主催英語弁論大会において第1位入賞、同年高等学校演劇コンクール東京地区で第1位に入賞している。55年には格技場増築、59年には全国高等学校珠算競技大会において団体優勝・個人総合優勝をしている。
関連資料:【学校教育関連施設】