この区教育の振興、推進のために、教育委員会は、会議規則に基づいて毎月「定例会」を1回、また必要に応じて随時臨時会を開催し、港区教育委員会の教育目標、教育費予算、各種事業計画などの年度の区教育行政の基本的施策の決定とその他の主要案件について審議又は協議して、様々な課題の処理に努めてきた。これらの議案及び協議事項のうち一例をあげると、[図1]のとおりである。
[図1]教育委員会の主な議案・協議事項
教育予算の推移をみると、昭和40年代から50年代にかけて、学校教育においては、木造校舎の鉄筋化や老朽校舎の改築、区立幼稚園の増設、教育センターの整備、校外施設及び体育施設の充実整備、教職員の研修の充実、教育資料の保管などに力を注いできた。また、社会教育にあっても、青年館、図書館など教育の場としての施設の充実整備を図ってきた。そのため、区の一般会計歳出予算に占める教育費予算の割合は大きく、昭和59年度で見ると26・2パーセントで民生費に次いで第2位となっている。
教育費予算は、「楽しく遊べる環境整備」をめざしてきたが、年度毎の実施計画などによって総額並びに一般会計に占める割合に差が見られ、昭和43年度から59年度まで[図2]のように推移してきた。
[図2]教育費予算の推移
関連資料:【図表および統計資料】教育行政 教育費の変遷 一般会計決算総額と教育費決算額 (通年)(明治期)(昭和22~38年度)(昭和39年度以降)
関連資料:【図表および統計資料】教育行政 一般会計決算総額と教育費決算額の割合 (通年)(明治期)(昭和22~38年度)(昭和39年度以降)
関連資料:【図表および統計資料】教育行政 決算項目別変遷
関連資料:【図表および統計資料】教育行政 区立幼稚園増改築等の状況
関連資料:【図表および統計資料】教育行政 区立小学校増改築等の状況
関連資料:【図表および統計資料】教育行政 区立中学校増改築等の状況