昭和43、44年の小・中学校学習指導要領改訂、続いて同52年の改訂を通して知・徳・体の調和のとれた人間性豊かな児童・生徒の育成が強調された。知育偏重の傾向を是正し、健康・安全教育や情操教育を推進することは都心に位置する本区の地域性からみても、今後継続して努力すべき課題である。学校行事などの教育的意義を再認識するとともに、各学校における主体的な計画・実践活動と区教育委員会が密接な連絡を図りつつ、連合行事をはじめとする諸事業を通して、本区児童・生徒の心身の調和的発達を希求したその取組みの足跡をたどってみよう。