その後、小・中学校の校舎、体育館、プールなどの建設が軌道に乗るにつれ、区民の間から区立幼稚園増設の要望の声が高まってきた。この要望に応え、小学校の一通学区1幼稚園、各小学校に併設することを原則として増設がはじめられた。
こうして設置された幼稚園は、昭和60年現在25園あり、そのうち独立園舎をもつ幼稚園は5園(完全独立の幼稚園は昭和50年独立の高輪幼稚園と、昭和59年独立の白金台幼稚園の2園ある)、社会教育施設などに併設されている幼稚園は3園、他は全部小学校に併設されている。これら幼稚園は昭和51年以降園舎の整備が行われ、とくに「港区基本構想実施計画」「明るく豊かな人間性の形成」の事業の一環として、教育施設の充実が進められている。
[図19]幼稚園舎と施設の一部・港区立白金台幼稚園
[図19]幼稚園舎と施設の一部・港区立白金台幼稚園
関連資料:【学校教育関連施設】高輪幼稚園(たかなわようちえん)
関連資料:【学校教育関連施設】白金台幼稚園(しろかねだいようちえん)
関連資料:【くらしと教育編】第5章第1節 (3)高度経済成長期以降