運動場

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 本区小中学校の運動場は、都心区共通の特色をもっており、校地がきわめて狭く、設置基準の校地保有面積小学校8千平方メートル、中学校1万平方メートルを満たす学校は1校もない。そのため、運動場における野球などの運動ができなかったり、その他クラブ活動、休憩時間の遊びなどにもいろいろ制約されている。しかしこのような条件は都心では到底解決できないので、各校でそれぞれ運動場の利用あるいは学習や遊びのくふうをこらし、毎日の学校生活の充実をはかっている。
 運動場の面積について、この20年間にほとんどの学校は大きな変動はないが、三河台中学校は鳥居坂グランドを新設しているので面積が増加している。三河台中学校は学校敷地がきわめて狭く、運動場を校外に求めなければならない状況にあった。同校の鳥居坂グランドは六本木5丁目6番の日本銀行所有地の一角3021平方メートルを昭和48年6月に区が買い受け運動場にしたものである。これにより同校永年の希望が達せられ、運動会などもこれまでは他校の運動場を借りて実施していたのが48年からは鳥居坂グランドで挙行できるようになった。
 運動場の舗装はこの20年間に小学校19校、中学校1校が改修されている。小学校は全部が全天候型(アーバン・ラブテックスなど)の舗装で、中学校はダスト舗装である。また昭和61年9月には神明小学校に第2校庭としての土の運動場広場も生まれている。