■青少年の芸術文化活動

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 昭和40年代における青少年活動の大きな特徴の一つに芸術文化活動をあげることができる。青少年の非行が第2のピークを迎えたという世相の中で、豊かな情操を青少年に、という社会的要請があり、音楽を中心にさまざまな試みがなされた。
 昭和40年5月には「港区青年ユネスコクラブ」が結成され、青少年の文化活動に大きな足跡を残したし、また「青少年のための音楽会」が44年度から青年館を会場として、定期的に実施されるようになった。のちに「青少年コンサート」と名称を変更し、更に現在では「ファミリーコンサート」として実施されている。
 同じ44年度には、「管楽器教室」が開設され、御成門中学校を会場に48年度まで続けられた[図4]。
 青少年対策地区委員会においても、高松吹奏楽団が40年度から46年度まで続けられ、また土曜音楽会、こども観劇会などの催しが合同で実施された。

[図4]管楽器教室(『港区の社会教育 昭和46年版』)