■高齢者教室(寿大学)

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 高齢化社会の到来を間近に控え、高齢者自身による自立のための学習が重要であるという認識に立って、寿大学が開設されたのは昭和48年11月のことである。
 本区では、過去5年間にわたって毎年1回ずつ、厚生部福祉課の主催によって「老人教育講座」[注釈8]を実施していたが、文部省の方針もあって、社会教育課の事業として移管されたという経緯を持つ。
 移管当初は年1回の開設であったが、52年度から年2回の開設となり、59年度に「自主寿大学」(後述)を新設したため、主催事業としては年1回となった。
 12年を経過する中で、幾つかの自主的な学習グループが誕生し、身近な生活問題について学習したり、趣味の学習、奉仕活動など多彩な活動に発展している。