■財団法人港区体育協会の設立

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 体育会が発展的に解消し、区内のスポーツに熱心な人々の協力により「財団法人東京都港区体育協会」が設立発足したのは、昭和40年4月のことであった。法人組織のスポーツ団体としては東京都でも初めてのことであったが、設立の動きは有志によって38年ごろから活発になり、次第に同志を募って大きな動きとなり、東京都をも動かすことになったのである。
 財団化の趣旨は、体育協会の財政的基盤を確立することにあったが、同時にオリンピック記念事業としての性格を持つものであった。
 設立当時の加盟団体は20種目、約1万人の会員であったが60年現在では29種目団体となっている。
 事業としては、各種目大会、港区体育祭[図8]、講習会、スポーツテストなど年間を通じて多彩である。

[図8]体育祭の民謡踊り