図書館の事業

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 昭和34年に中心館として三田図書館が建設されて以来同図書館では、図書サービスのみならず、利用者の懇談会や「著者を囲む会」、「映画とその監督の会」、「映画会」を順次実施するようになっていったが、40年代に各図書館が整備されるに伴い、それぞれの図書館においても「映画会」「レコードコンサート」「子供会」などが実施されるようになった。
 ちなみに45年度の各図書館の催しをあげてみると、三田図書館で「ミステリー講座」(3日間)、「著者を囲む会」、「レコードコンサート」(年20回)、「名画鑑賞会」(年8回)、赤坂図書館では「こども映画会」(年13回)、「レコードコンサート」(年11回)が実施された。49年度になると、これらの事業が各図書館で実施されるとともに、赤坂、高輪図書館の「子ども会」や麻布図書館の「英語勉強会」など特色ある事業が実施されている。
 
■港区資料シリーズの刊行
 三田図書館では、明治百年記念行事として、また、住居表示が完成したのを機に、旧町名地名を記録しておく意味もあって、港区の移り変りを資料としてまとめるため、昭和41年の『描かれた港区』の発刊から、54年の「近代沿革図集」まで全15巻が刊行された[図18]。

[図18]港区資料シリーズ一覧

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