■小・中学生セミナー[図25]

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 青少年が持つ多様な能力を開発し、自己の可能性に挑戦する機会を広げる場として昭和59年度から開設された。
 従来、青少年教育は野外活動やレクリエーション活動に重きが置かれがちであったが、これからは、科学技術、芸術文化などの分野でも事業を実施していかなければならないとの反省に立つものであった。
 同年8月、芝浦工業大学を会場に、「やさしいロボット入門」をテーマとして、43名の小・中学生が参加し、4日間にわたって実施された。
 大学の持つ教育機能を小中学生に開放するという試みは、あまり他に例を見ないことであるが、大学開放の一環として注目すべき試みである。家庭や学校では期待しにくい学習体験を持つことができ、内容、方法ともに斬新(ざんしん)さを覚えた。参加者及び保護者の反応も好評であり、青少年教育に新境地を開いた。

[図25]小・中学生セミナーロボット教室