■文化財保護審議会

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 文化財保護法の改正(昭和50年10月1日施行)により、地方公共団体における『文化財保護条例』制定の条件が整い、本区においては昭和53年10月に「港区文化財保護条例」[注釈22]が施行された。
 これを受けて、12名以内の委員で構成される「港区文化財保護審議会」が昭和54年4月に設置されたのである。
 審議会は教育委員会の諮問に応じて、文化財、史跡旧跡名勝天然記念物の指定及びその解除、並びに文化財の保持者又は保持団体の認定及びその解除について答申することを任務としたが、昭和59年度までに[図36][図37]のような文化財などが指定された。

[図36]港区指定文化財一覧〔昭和51~59年度指定〕 有形文化財


[図37]港区指定文化財一覧〔昭和51~59年度指定〕 史跡旧跡名勝天然記念物

 審議会設置に伴い、昭和39年度から文化財保護のために多大の貢献をしてきた文化財調査委員制度は発展的に解消した。
 
関連資料:【学校教育関連施設】