■図書館事業の充実

391 ~ 392 / 429ページ
 読書習慣の形成、文化活動の振興などの見地から区内各図書館ではさまざまな事業を実施しているが、みなと図書館の開館で更に充実されることとなった。
 声の図書館 視覚障害者のために対面朗読や録音テープ貸出しのサービスがボランティアの協力を得て、みなと図書館の開館とともに始められた。点字図書、手話つきビデオテープなども含めて、障害者のための事業として充実が図られてきた。
 みなと図書館には昭和60年度現在手話ビデオ2本、字幕つきビデオ2本、録音テープ約2400本、点訳本約50冊が所蔵されている。
 絵本の会 幼児、児童を対象に「読み聞かせ」の会を54年度から[注釈29]実施している。正月1回の開催であるが、常時30人程度の子供たちが集まり楽しいひとときをすごしている(みなと図書館)。
 こんな本しってる?コーナー 星・月のでてくる本などのテーマを決めて、本を展示する催しを54年度から[注釈30]始めた(みなと図書館)。
 刊行物 みなと図書館では、港区資料シリーズとして、区内各地の祭祝行事をまとめた『港区歳時記』4巻と港区の今昔を写真で紹介する『写された港区』4巻を昭和50年から同58年までの間にそれぞれ刊行し、区民の好評を博した。