(2) 区独自の教育改革

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 国の地方分権改革に合わせて、区でも「港区教育委員会の教育目標」を平成期に5度にわたって改定を重ねることとなった。ここでは、第6章までで描かれた時期と比較して区独自の教育改革が展開されている。例えば、学力向上事業の一環として理科教育に力を入れたことが指摘できるだろう。平成17年度(2005年度)より、サイエンス・アドバイザーが区独自の予算において全区立小学校に派遣され、さらに平成19年度からは小学校教員の理科指導力の向上を目指して理科支援員の巡回指導事業が開始されることになった。そのような取り組みから、例えば港陽小学校では、かつて台場地域で行われた「のり養殖」を、生態や養殖の歴史を学びながら復活させ、読売教育賞を受賞した実績も生まれている。
 
関連資料:【文書】教育行政 東京都港区教育委員会の教育目標(平成9~16年度)
関連資料:【文書】教育行政 東京都港区教育委員会の教育目標(平成17~23年度)
関連資料:【文書】教育行政 港区教育委員会の教育目標(平成24~27年度)