平成元年度(1989年度)の幼稚園教育要領の改訂では、「幼稚園教育は、幼児期の特性を踏まえ環境を通して行うものであることを基本とする」と明示され、保育内容が従来の6領域(健康、社会、自然、言語、音楽リズム、絵画製作)から幼児の育ち方を側面からとらえた5領域(健康、人間関係、環境、言葉、表現)へと再編された。また、幼稚園生活全体を通してねらいが総合的に達成されるように、具体的な教育目標を示す「ねらい」と、それを達成するために教員が指導する「内容」が区別され、その関係性が明確化された。
平成元年度改訂・6領域から5領域へ