平成10年度(1998年度)の幼稚園教育要領の改訂では、幼児の主体的な活動が確保されるよう、幼児一人ひとりの行動の理解と予想に基づき、教員が計画的に環境を構成すべきことと、活動の場面に応じて教員がさまざまな役割を果たし、活動を豊かなものにすることが明確にされた。また、教育課程を編成する際には、自我が芽生え、他者の存在を意識し、自己を抑制しようとする気持ちが生まれる幼児期の発達の特性を踏まえることとされた。「指導計画作成上の留意事項」では、小学校との連携、子育ての支援、預かり保育についての記載がなされた。