特色ある教育活動

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■特色ある教育活動
 教育委員会では、学校教育を推進する中で、平成20年度(2008年度)に「学校発パワーアップ計画」を創設し、魅力ある学校づくりを支援することとした。幼稚園・小学校・中学校で教育内容をさらに充実するための事業を計画し、実施が認められると予算が配分されるものである。これが契機となって、区立幼稚園でも「特色ある教育活動」が行われるようになり、伝統文化である茶道、地域の人材を活用した英語教育など、教育活動の充実が図られていった。
 例えば、平成25年に東京と秋田で開催された第68回国民体育大会で、港区が「なぎなた」の会場に決定したことから、芝浦幼稚園では「リズムなぎなた」の取り組みを行っている。港区スポーツセンターで集団演技を披露して好評を得るなど、「なぎなた」を通して体と心を鍛え、整える教育を続けている。
 
■豊かな心を育む
 平成20年度(2008年度)より、区立幼稚園の全4・5歳児を対象とした観劇教室が行われている。劇団は入札で決定され、近年は「劇団プーク」による人形劇である。高輪区民センターホールや赤坂区民センターホールなどの区の施設で、各幼稚園を3日間の午前・午後に分けて実施する。平成28年度は「霧と風からきいた話」「うかれバイオリン」、平成29年度は「いつもちこくのおとこのこ」「三びきのやぎのがらがらどん」、平成30年度は「しちめんちょうおばさんとこどもたち」「1ぱつ9のごうけつハンス」を観劇した。観劇教室は幼児の豊かな心を育むとともに、各幼稚園の教育活動における生活発表会などの内容充実にもつながっている。
 
■みなと区民まつりへの参加
 区立幼稚園は「みなと区民まつり」に参加している。12園合同で祭りの子ども部会広場にブースを設け、全教員が区民行事の一環として取り組む。写真パネルを展示し、区立幼稚園のPRや、教育内容について情報発信を行う他、ステージ上では子どもたちの歌や踊りが披露される。また、増上寺会館では、各幼稚園が特色を生かした展示を行っている。その他、乳幼児が遊べるコーナー、製作コーナーなどもあり、充実した内容となっている。
 
■防災教育の実施
 地震や台風などの自然災害や火災などに備える必要性から、各区立幼稚園では防災訓練などの防災教育も行われている。平成30年度(2018年度)は、白金台幼稚園で高輪消防署の協力のもと、総合防災訓練を実施した。測量計を利用して大きな声を出す練習や、煙の中を避難する体験、教員による消火訓練など、園児が防災意識を持つ機会を設けている。
 
関連資料:【学校教育関連施設】