夏季学園

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 第5学年の夏休み期間中、箱根ニコニコ高原学園を拠点に、自然体験を含めた集団生活を基本とした2泊3日の宿泊体験を実施している。原則自由参加だが、大半の児童が参加している。
 
■箱根での主な活動
 ●自然体験
 標高1212メートルの金時山登山を主目的とし、星の観察や木の実を生かしたものづくりなどの体験学習も行う。往路・復路の行程を活用し、箱根近隣の農家や農協を訪ね、5年生の社会科で学ぶ米作りについて学習するなど、夏季学園の機会を生かして、それぞれの学校で活動内容を工夫している。
 ●集団生活
 キャンプファイヤー、レクリエーションなど、グループや参加者全体で活動する取り組みを多く実施している。また、役割を分担してグループで活動することで、役割を果たす責任感を育む機会としている。
 
■箱根火山噴火警報発令に伴う夏季学園の変更
 既述の移動教室同様、箱根山の噴火活動の活性化のため、平成27年度(2015年度)の夏季学園は板橋区が運営する群馬県の榛名林間学園で、翌年度は、榛名林間学園と文京区立少年自然の家八ケ岳高原学園(長野県南佐久郡)で実施した。
 平成29年度より、従来通り箱根ニコニコ高原学園での実施となったが、火山活動や登山道の状況に応じ、登山を金時山から十国峠や浅間山に変更するなど、児童の健康や安全に配慮した活動を実施している。
 
関連資料:【図表および統計資料】学校教育 移動教室・夏季学園の参加・利用人数