区立中学校へのパソコンの導入、パソコン教室の設置、通信環境の整備など、情報教育環境の整備については、第2節第2項(2)159ページを参照。
中学校で最適な情報教育を実施するため、パソコン普及の黎明期に当たる平成前期には、区研究奨励校に指定された中学校で、教育にコンピュータを活用する研究が盛んに実施された。詳しくは第3節第3項(4)を参照。
平成後期には授業に最先端機器を用いる試みも行われた。平成29年度(2017年度)から3年間は、ソフトバンク社から人型ロボット「Pepper」の貸与を受け、総合的な学習の時間や技術科のプログラミングなどで活用した小・中学校もあった。御成門中学校は最先端機器の活用に熱心で、平成30年に3年生の授業でPepperを体験したり、2年生の授業でロボットプログラミングに挑戦したりするなどの取り組みを行っている(日刊工業新聞 平成30年3月28日付)。