(1) 固定学級の設置と形態

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 港区では早くから、障害のある児童・生徒のため、小・中学校に「特別支援学級」を設置している。児童・生徒一人ひとりの障害の種類や程度、発達に応じた教育上特別な配慮をし、児童・生徒の障害の克服や改善に向けて多様な教育実践を行ってきた。中でも、知的障害者、肢体不自由者に対しては、特別支援学級の一つの形態として固定学級を設置している。児童・生徒は、学習活動のほとんどの指導を、小・中学校に設置された固定学級に在籍して受けることができる。
 特別支援学級には、知的障害のある児童・生徒と肢体不自由のある児童・生徒のための「固定学級」の他、言語や聴覚に障害がある児童・生徒や情緒障害がある児童・生徒のための「通級による指導」がある。ここでは、前者について言及し、後者については次項で検討する。
 
関連資料:【図表および統計資料】学校教育 児童数(小学校)
関連資料:【図表および統計資料】学校教育 生徒数(中学校)