平成22年(2010)11月に出された「東京都特別支援教育推進計画第三次実施計画」に則り、平成27年に東京都教育委員会は「小学校における特別支援教室の導入ガイドライン」を作成した。この中で、情緒障害等通級指導学級を特別支援教室へと変更することと、平成30年度までに都内すべての小学校に特別支援教室を設置することを明示した。
特別支援教室とは「通常の学級に在籍する発達障害のある児童のうち通常の学級での学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする児童に対し、通常の教室とは別室で、個々の特性を踏まえた自立活動や教科の補充指導を行う」ものである。全校に設置することで、すべての児童が在籍校を離れることなく適切な指導を受けられることとなった。