平成10年(1998)に設置された障害保健福祉センターは、乳幼児から大人までを対象とした施設であったが、その中に子どものための療育の場として設置されたのが「こども療育パオ」である。もともとは障害福祉課の単独事業として立ち上げられたが、平成21年に指定管理となり、社会福祉法人友愛十字会が運営するようになった。主な事業内容としては、通園事業、在宅訪問事業、グループ活動事業、発達・療育相談であり、平成20年からは一時保育事業も行っていた。区においては、障害児は児童人口の約1・0パーセントで推移しており、児童人口の増加に伴って療育が必要な障害児も増加した。その結果、平成26年時点で、こども療育パオは満員の状態であった。