愛育学園は、幼稚部と小学部からなり、知的障害や肢体の障害、視覚・聴覚障害など、発達に遅れやばらつきのある3~12歳の子どもたちのための私立特別支援学校である。
愛育学園の歴史は、昭和9年(1934)に設立された恩賜財団愛育会が母体となり、昭和30年に先駆的な私立養護学校として認可されたのが始まりである。平成11年(1999)に学校法人愛育学園が設立し、平成31年には校名を愛育学園(特別支援学校)に変更した。
教育の特色としては、「自分で選び、取り組む」「人と楽しむことや、仲間との生活を体験」「自ら深く考え学ぶ時間」「『わかった』と納得する体験」「自分への自信」を掲げている。
子どもたちの意思を尊重した主体的な体験を重視し、自ら学ぶ環境づくりを心がけている。このため、教科や時間で区切られた時間割はなく、昼食や下校、特別活動など、大きな枠の中で子どもたち自身が自分の一日の時間を組み立てることができ、学校内の空間も自由に使えるよう配慮されている。
関連資料:【学校教育関連施設】