平成30年(2018)現在、港区には住民基本台帳に基づく約2万人の外国人が居住している。同年1月の区の総人口約25万3千人から計算すると、外国人(約130の国籍)は約7・7パーセントとなる。また、港区には国内の駐日大使館約150のうち過半数が集中しており、多くの外資系企業が拠点を構えている。このように港区は国際色豊かな街となっており、従来の学校教育ではカバーしきれない外国語教育のニーズなどが存在することから、英語などで教育を行うインターナショナルスクールが数多く設置されている。
中には西町インターナショナルスクールや東京インターナショナルスクールのように、就学児童・生徒のための各種学校もあるが、多くは就学前の子どもたちの外国語教育を行い、また、就学後であれば学校ではなく、放課後に通う形態のものが多い。区内には特に就学前の子どもを対象とした教育施設が多く、令和元年(2019)現在、「インターナショナル」を名称に冠する認可外の保育施設が18施設設置され、「学校」の枠にとらわれない多様な教育施設が運営されている。