学校教育法第124条によると、第1条に掲げられた「学校」以外の教育施設で、職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、または教養の向上を図ることを目的としたものを「専修学校」といい、このうち、主として高卒者を対象とする専門課程を有するのが「専門学校」である。また、それら以外で学校教育に類する教育を目的とした比較的自由度の高い学校を「各種学校」としている。
専門学校への進学率は平成期に入って上昇し、15~19パーセント前後を維持していたが、19・2パーセントを記録した平成16年(2004)以降はやや減少傾向にあり、平成31年3月の学校基本調査では16・4パーセントとなっている。平成期、港区内の専門学校は聖心女子専門学校、東京電気技術高等専修学校、北里衛生科学専門学院、日本ビジネス専門学校の4校が閉校した。
各種学校には、外国語教育や学校法人が設置したインターナショナルスクールなど語学系の学校が多い。平成期には区内にあった6校のうち慶應義塾外国語学校と北里高等看護学院の2校が閉校している。