平成21年(2009)3月に改定した港区教育振興プランの計画年度の終了に伴い、平成24年2月に同プランを改定した。計画年度は、平成24年度から26年度までの3年間である。この時期は、後で述べるさまざまな計画やプログラムが策定された。
●教育目標と基本方針
教育目標については、従来のものに加えて平成24年度(2012年度)に「生涯を通じ、スポーツに親しむ環境の整備」という項目が追加された。基本方針については同年度に、幼小連携や小中連携、小中一貫教育の推進などが追加された。
●スポーツ推進計画
国は平成23年(2011)8月に「スポーツ基本法」を施行し、平成24年3月に「スポーツ基本計画」を策定した。港区では平成24年3月に「港区スポーツ推進計画」を策定し、各種の施策に取り組んだ。平成26年12月には、みなとパーク芝浦内に「港区スポーツセンター」が新設され、区内スポーツ施設の中心的な役割を担っている。その後、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)の開催決定などの社会情勢の変化や港区教育ビジョンの策定などを踏まえて、平成27年2月に改訂を行った。
●図書館基本計画(第2次)
平成18年(2006)3月に策定した港区立図書館基本計画での成果と課題を踏まえ、平成24年3月に「港区立図書館基本計画(第2次)」を策定し、図書館サービスの充実や麻布図書館の改築などを進めた。
●子ども読書活動推進計画(第2次)
平成18年(2006)3月に策定した港区子ども読書活動推進計画(第1次)の成果と課題を踏まえ、平成24年3月に新たに「港区子ども読書活動推進計画(第2次)」を策定した。「区立図書館が主体となる取り組み」と「学校等が主体となる取り組み」に分類し、区立図書館における取り組みとして、「読書をつたえ、とどける」「読書でむすぶ」「読書をささえる」の三つの方向性に基づいた施策を盛り込んだ。
●幼児教育振興アクションプログラム
同プログラムは平成27年(2015)3月に、小学校入学前教育の充実、幼児受け入れ環境整備の推進、公私立幼稚園較差是正に向けた取り組み、安全安心対策の推進、子育て支援の充実、国際化に対応した施策に取り組むことなどを新たに盛り込んだ。実施期間は平成27年度から6年間である。
●幼稚園教育振興方針
平成25年(2013)に閣議決定された国の第2期教育振興基本計画や平成27年度からの子ども・子育て支援新制度の施行を見据えて、港区では、平成25年4月に「港区幼稚園教育振興検討会」を設置し、公立・私立を含めた幼稚園教育振興の方向性を中長期的な観点から検討した。この検討会の検討を踏まえ、平成26年2月、おおむね10年間を見据えた幼稚園教育振興の新たな方針として「港区幼稚園教育振興方針」を策定した。
●学校情報化アクションプラン
ICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)の発展など近年の変化に対応するため、平成26年(2014)3月に「港区学校情報化アクションプラン」を策定し、各学校に新たにタブレット機器を配置するなど、時代のニーズに対応した情報教育を推進している。
関連資料:【文書】教育行政 港区教育振興プラン[平成24年2月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区教育委員会の教育目標(平成24~27年度)
関連資料:【文書】教育行政 港区子ども読書活動推進計画 -未来を創る子どもたちへ読書の楽しさを伝える-[平成18年3月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区子ども読書活動推進計画(第2次)
未来をつくる子どもたちへ読書のたのしさをつたえる[平成24年3月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区立図書館基本計画[平成18年3月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区立図書館基本計画(第2次)
豊かな知識と感性を育む、居心地のよい図書館を目指して[平成24年3月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区スポーツ推進計画
みんなではぐくむ スポーツ文化都市 みなと
~誰もがスポーツを楽しみ スポーツで元気になるまちをめざして~[平成24年3月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区幼稚園教育振興方針
関連資料:【文書】教育行政 港区教育ビジョン すべての人の学びを 支え つなぎ 生かす
関連資料:【文書】教育行政 港区幼・小中一貫教育基本方針
関連資料:【学校教育関連施設】