■五つの推進計画(平成27~32年度)

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 港区教育ビジョンは、教育行政における「基本構想」であり、具体的な施策や事業は、ビジョンのもとに策定する個別の計画やプログラムで示すことにした。いずれも平成27年(2015)3月に策定され、中間年の平成29年に見直しを行い、平成30年度から32年度までの計画として改訂した。
 
●学校教育推進計画
 「港区学校教育推進計画」は学校教育に特化した初めての計画である。当該計画においては、以下のような三つの方向性を定めている。第一に、子どもたちが安全で安心に過ごすことができ、学ぶことの楽しさにあふれる学校づくり、第二に、港区らしい特色を備えた質の高い教育の推進による、豊かな心と確かな学力、健やかな成長を育むこと、第三に、家庭・地域との密接な連携協力による、地域に愛され、開かれた学校をつくることである。
 
●生涯学習推進計画
 この計画では、「みんなと学びをつなぐまち」を生涯学習について区が目指す姿と定めた。学習機会や学びの成果を生かせる機会の充実に努めるとともに、一人ひとりが学びをきっかけに地域に参加し、習得した知識や経験を生かして、異なる世代に伝え合うことで、人がつながり、地域社会に還元される「学びの循環」を構築することを目標としている。
 
●スポーツ推進計画
 東京2020大会の開催などスポーツを取り巻く環境の変化に対応するため、「港区スポーツ推進計画」を改定した。スポーツ推進の柱として、東京2020大会などに向けた取り組みを重点的に展開するとともに、それを一過性のものとすることなく、スポーツ文化が区民の生活に根づき、スポーツ活動が活発に行われることを目指している。
 
●図書館サービス推進計画
 区民ニーズや図書館を取り巻く状況の変化を踏まえ、新しい図書館像を示し、図書館サービスの一層の充実と推進を目的として、「港区立図書館サービス推進計画」を策定した。この計画では、資料の充実、図書館の使いやすさと快適さの向上、情報通信技術を活用したサービス提供、学校図書館との連携、子どもの読書活動の推進・支援、高齢者や障害者へのサービス提供などの施策や事業を盛り込んでいる。
 「港区立図書館サービス推進計画」については、第8節第4項(1)350ページを参照。
 
●子ども読書活動推進計画
 この計画では、「一人ひとりの子どもが本に触れ、親しむことを通じて読む習慣を育む」ことを目指すべき姿とし、その実現に向けて、①子どもの多様性を踏まえた取組の展開、②本と触れあう環境づくり、③学校図書館の充実、④様々な組織との連携の推進、⑤区立図書館による支援体制の構築、の五つの基本目標を掲げている。
 
関連資料:【文書】教育行政 港区教育ビジョン すべての人の学びを 支え つなぎ 生かす
関連資料:【文書】教育行政 港区学校教育推進計画[平成27年2月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区学校教育推進計画[平成30年3月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区立図書館サービス推進計画[平成27年2月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区立図書館サービス推進計画[平成30年3月刊]