人権尊重教育の推進

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 港区教育委員会は、教育目標や基本方針において、一貫して人権尊重教育を推進している。
 昭和60年度(1985年度)からは、同和教育に対する認識を深め、人権尊重の教育の推進を図るため、「同和教育研修会」を実施した。主なテーマは、人権尊重の教育の推進についての理解、学級経営における人権尊重の指導のあり方、教科指導の中での人権尊重の指導のあり方、同和教育の進め方、これからの人権尊重教育を考えることなどである。昭和63年度からは「人権尊重教育研修会」と名称を変更した。
 また、学校教育における人権尊重教育を一層推進するため、平成元年(1989)に「港区人権尊重推進委員会」(昭和63年度までは「同和教育指導推進委員会」)および「人権尊重教育推進校委員会」を設置した。会の目的は、各学校に対しての啓発行動による人権尊重教育の充実・徹底を図り、人権尊重教育に関する情報交換・資料収集・調査研究等を通じて教職員の資質の向上に資することである。近年では、教員に対する人権教育研修や、いじめ防止に関する取り組みに力を入れている。
 東京都人権尊重教育推進校としては、昭和62年度~平成2年度および平成4年度は赤坂中学校、平成7年度は三河台中学校、平成8・9年度は三光小学校および高松中学校が認定された。
 
関連資料:【学校教育関連施設】