●特別支援教育への転換
平成18年(2006)6月に学校教育法等の一部を改正する法律が成立し、盲学校、ろう学校、養護学校の特別支援学校への一本化などが行われた。障害の種類や程度に応じて特別な場で指導を行う「特殊教育」から、発達障害を含めた障害のある児童・生徒の個々の教育ニーズに応じた適切な教育的支援を行う「特別支援教育」への転換を図るためである。東京都では、平成16年11月に「東京都特別支援教育推進計画」、平成19年11月には第二次実施計画が策定された。
●港区における特別支援教育のあり方
港区では、国および東京都の動向に合わせて平成16年度(2004年度)に特別支援教育推進委員会を設置し、さまざまな検討を進めてきた。平成19年度には、特別支援教育推進小委員会も設置し、平成20年1月、詳細な議論を行った結果を「港区における特別支援教育のあり方」としてまとめた。
●港区における特別支援教育スケジュール
港区は、今後の特別支援教育の推進のために区が行う施策や事業について、平成20年度(2008年度)から平成22年度までの具体的な年次計画を定めた「港区特別支援教育推進計画」を平成20年3月に策定した。また、平成21年2月に策定した「港区教育振興プラン」(平成21~26年度)では、特別支援教育支援体制の整備、個別指導計画の充実、特別支援学級の充実など11の観点から特別支援教育の推進が記載された。さらに、平成27年2月に新たに策定した「港区学校教育推進計画」(平成27~32年度)でも、特別支援教育の充実を計画している。
関連資料:【文書】教育行政 港区教育振興プラン[平成21年3月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区特別支援教育推進計画
関連資料:【文書】教育行政 港区学校教育推進計画[平成27年2月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区における特別支援教育のあり方
関連資料:【文書】特別支援教育 港区における障害児支援のあり方検討会報告書(第1次)