学校における保健管理および安全管理は、幼児・児童・生徒の健康の保持増進を図り、学校教育の円滑な実施と、その成果の確保に資することを目的としている。区独自の検診を実施するなど、学校保健の充実に努めている。
①定期健康診断など…幼児・児童・生徒全員を対象に内科、眼科、耳鼻科、歯科の定期健康診断を実施し、その結果に基づき適切な事後措置を指導している。また、宿泊行事前、プール開始前など、必要に応じ健診を行っている。
②脊柱側わん検診…小学5年生、中学1年生全員を対象に3Dスコリオ検診を実施している。他学年の児童・生徒は、背骨などの視診、肋骨隆起測定器などによる測定を行い、必要により低線量X線撮影を実施している。さらに異常の疑いのある児童・生徒については精密検査を行っている。
③結核健診…児童・生徒全員を対象に問診などを行い、その結果必要とされた児童・生徒に精密検査を行っている。
④心臓検診…小・中学校の1年生全員を対象に心電図検査を実施し、他学年の児童・生徒は、調査、聴打診、日常観察などを行い、疑いのある児童・生徒については、専門医による聴診や心電図検査などを行っている。
⑤腎臓検診…幼児・児童・生徒全員に、一次検査(尿検査)、二次検査、精密検査を実施し、要注意者の発見に努めている。
⑥色覚の検査…小学4年生、中学1年生、日常観察で気づいた低学年児童らを対象に、色覚異常の児童・生徒に配慮した指導ができるよう、希望者に色覚検査表を用いた検査を実施している。