●成人セミナー・生涯学習センター講座、生涯学習講座
区では政治・経済・社会・文化・科学などの分野からタイムリーなテーマを選び、少人数(30人程度)で内容を掘り下げて学習する「成人セミナー」を実施してきた。この事業は、平成9年(1997)まで社会教育課で実施し、生涯学習センター設立とともに事業を移管。平成10年度から「生涯学習センター講座」として形を変えながら、現在も継続して実施されている。
成人セミナーは、区職員による企画運営の事業で実施してきたが、平成9年度は、試行的に区民の企画運営による講座も実施された。なお、昭和後期には、成人セミナーの一環として、NHKなどの放送番組を題材として、ビデオを活用しながら学習を進める講座も実施されていた(※9)。
●区民大学
区内に多くの大学がある港区では、昭和46年(1971)に「成人大学」を開設し、区内の大学教員に講師を依頼するとともに、大学施設を開放して区民に学習の場を提供してきた。この成人大学は、慶應義塾大学、明治学院大学に加え、昭和60年度から芝浦工業大学も加わり、「区民大学」と改称して実施している。
この事業は、平成10年度(1998年度)より、社会教育課から生涯学習センターへ移管し、その後、財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団の事業となった。連携する大学の数を増やしながら、成人がさまざまな形で学習活動を行うための機会になっている。
●成人の日記念のつどい
区では、昭和28年(1953)から、毎年成人の日に「成人の日記念のつどい」を開催している。開催に当たっては、公募で選ばれた新成人による「企画運営委員会」を組織し、新成人が自分たちで事業を運営する方法を取っている。
平成18年度(2006年度)から、区長部局の子ども支援部子ども課(平成18年度当時)青少年育成担当がこの事業を所管するようになった。
関連資料:【図表および統計資料】生涯学習 「成人の日記念のつどい」実施状況
関連資料:【図表および統計資料】生涯学習 成人セミナー・生涯学習センター講座実績一覧