■港ユネスコ協会への支援

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 「港ユネスコ協会」は、昭和56(1981)年に発足したボランティア団体である。
 国際連合教育科学文化機関(以下、ユネスコ)の目的である「国際連合憲章が世界の諸人民に対して人種、性、言語または宗教の差別なく確認している正義、法の支配、人権および基本的自由に対する普遍的な尊重を助長するために教育、科学および文化を通じて諸国民の間の協力を促進することによって、平和および安全に貢献すること(※12)」を実現するためのユネスコ活動を行う。シンポジウムの開催や、在日外国人を対象とした日本文化に関する体験講座などの事業を展開している。
 港区教育委員会は、「ユネスコ活動に関する法律」および「地方教育行政の組織および運営に関する法律」〔第21条(教育委員会の職務権限)第15項 ユネスコ活動に関すること〕に基づき、港ユネスコ協会の活動を支援している。
 なお、平成13年度(2001年度)までは、港区の非常勤職員である社会教育指導員を港ユネスコ協会事務局に派遣して、事業委託を行ってきた。しかし、港ユネスコ協会の自律的な活動が展開できるよう、平成14年度からは事業委託ではなく、「港ユネスコ協会補助金交付要綱」に基づく補助金交付を行っている。