文化団体などの育成・支援

271 ~ 273 / 396ページ
 港区では、区内の文化団体の活動を促進するため、各種文化行事などを行う団体の活動を支援している。港区華道茶道連盟、港区音楽連盟への支援については、平成9年度(1997年度)まで当時の社会教育課が所管して行っていたが、区役所・支所改革が行われた平成18年度以降は産業・地域振興支援部地域振興課の所管となっている。港区俳句連盟については、平成15年度までは当時の生涯学習推進課が支援していたが、平成16年度にNPO法人化してからは、港区スポーツふれあい文化健康財団と連携した事業を実施している。各連盟の行事などの一覧は[図14]の通りである。

[図14] 各連盟の行事など一覧
出典:『港区の教育』各年度版より作成

 また、昭和49年(1974)には、港区生活学校連絡協議会が、日常生活の諸問題を住民自身で解決して生活の向上と充実を図ることを目的として結成された。この協議会は、生活の合理化を進めた市民運動・新生活運動の流れをくむものである。そのもととなったのが「生活学校」であった。生活学校とは、生活に関わる身近な問題などについて学習する自主組織である。
 昭和60年度には、生活学校は、麻布、青山、御田(みた)、高輪の4校があった。その後、麻布、青山、高輪の3校で活動することとなり、平成18年4月時点では麻布、高輪の2校となった。高輪生活学校では、不用品販売会やリサイクル活動で小学校の授業に参加したり、健康と食に関する講演会や講座を開催するなど、さまざまな啓発普及活動を行っていた(※13)。
 生活学校の所管は、発足当時は社会教育課(平成10年度より生涯学習推進課)で、合同バス研修や合同学習会を実施する他、港区生活学校連絡協議会が毎年発行する「港区生活学校活動記録集」の作成にかかる経費などを負担するなどの支援を行っていた。
 平成18年度の区役所・支所改革により、これらが所管する事務は麻布・高輪・赤坂地区総合支所に移管され、各生活学校は、平成21年度の活動を最後に廃止された。