■小中学生セミナー

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 多くの大学が立地している港区では、大学と連携して子どもを対象にした事業を展開している。その一つが「ロボット教室」と「パソコン教室」からなる「小中学生セミナー」である。
 
●ロボット教室
 ロボット教室は、毎年夏休みの時期に、芝浦工業大学の教員を講師として、同大のキャンパスを使って行う事業である。参加者は、大学の施設を利用しながらロボットの仕組みについて学んだり、工作をしたりすることができるようになっている。このロボット教室は、昭和59年(1984)に開始した小中学生セミナーの事業であり、区内の小学6年生から中学2年生を対象に実施してきた。
 平成10年度(1998年度)の生涯学習センターの開設後は、生涯学習センターの事業の一つ、小中学生セミナーの中で「やさしいロボット教室」として実施されるようになった。平成16年度以降は「小中学生ロボット教室」、平成18年度は「ロボットを作ってあそぼう!」など、名称を変えながら継続して実施している。
 
●パソコン教室
 パソコン教室は、平成2年度(1990年度)より、小学6年生から中学2年生を対象とする小中学生セミナーのプログラムとして開始された。東海大学短期大学部(当時)を会場に、春休みを利用して、コンピューターの仕組みやプログラムの解説を聞いたり、子どもたち自らがプログラムを作成する内容で実施された。
 平成10年度からは、生涯学習センターの小中学生セミナーにおいて、「やさしいパソコン教室」と名称を変えて実施されてきた。このパソコン教室事業は、区民大学として当時の東海大学短期大学部と連携しながら行われてきたが、同大学との連携が終了したことに伴い、平成11年度に終了となった。