■みなと学習支援情報

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 学校支援ボランティアによる出前授業は、学習指導要領に関連した13領域(「言語」「理科・数学」「伝統・文化」「道徳」「体験」「外国」「情報」「環境」「ものづくり」「キャリア」「食育」「安全」「成長発達」)について行われた。企業・NPOによる事業提案はおよそ200件にも及んでいる。
 具体的な事例としては、学校支援コーディネーターを中心とする総合的な学習の時間への講師派遣や、児童・生徒の職場訪問の場を区内各校で紹介している。例えば、平成30年(2018)12月には、「ママの働き方応援隊」が御成門小学校に派遣され、「赤ちゃん先生クラス」の出前授業を行った。小学2~6年生を対象に行われたこの授業では、グループごとに一組の母親と赤ちゃんを囲んで、赤ちゃんの成長の様子を聞くなどの活動を行い、命の偉大さや大切さについての理解を深めた。他にも、高輪小学校では、地域コーディネーターが毎月1回朝の時間に本を読み聞かせる「図書ボランティア」を行ったり、平成29年6月には、花壇に花を植える「花植え隊ボランティア」の活動を実施した。

[図26] 学校支援地域本部事業実施状況
出典:『港区の教育』令和元年度版より作成

 平成28年9月時点での「みなと学校支援情報」で、「職場体験協力事業所」として挙げられている事業所には、NPO法人アジア教育友好協会(AEFA)、一般財団法人関東電気保安協会、NPO法人江戸前21、東京モノレール浜松町駅、第一ホテル東京、新橋ベーカリー、勝司法書士法人、株式会社オカモトヤ、株式会社コンポーズ・ユニ、公益社団法人港区シルバー人材センター、カフェフルール(みなとパーク芝浦1階)がある。