中間年となる平成29年度(2017年度)に、後期3年に該当する平成30年度から32年度の計画について改定することとなった。第2回のスポーツ推進計画の改定は、第1回改定計画に掲げた基本理念および六つの基本目標を継承しつつ、さらに積極的に推進すべき二つの目標として、「障害者スポーツ活動の場の充実と理解の促進」と「東京2020大会後のレガシーの継承・活用」が新たに追加された。
これに対応して、それ以前の計画における22施策80事業については、区のこれまでの取り組みの成果とスポーツ環境の変化に伴う新たな課題、区民アンケートの結果などを踏まえて見直しがなされた。その結果、97の施設・事業に整理された。11の新規事業が加えられた他、計画期間中、特に重点的に取り組むべきものとして13の事業が挙げられた。新規事業かつ重点事業として位置づけられたのは、障害者スポーツ環境の充実、東京2020大会の気運醸成事業の推進、東京2020大会の事前キャンプなどの誘致、スポーツボランティア活動の普及と定着である。第2回改定が東京2020大会の開催を強く意識して行われたことが見て取れる。