(8) 関係機関との連携

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 港区におけるスポーツ振興事業は、港区教育委員会と関係諸機関との連携によっても推進されてきた。昭和23年(1948)に発足し、昭和44年に財団法人として新たに発足した港区体育協会(平成22年4月より一般財団法人)は、平成期においても区との連携が続いている。主な事業としては、①競技種目別の区民大会の実施、②スポーツ競技団体の育成事業、③スポーツ少年団の育成事業、④ジュニア育成事業、⑤麻布小学校定期練習会、などがある。
 また、港区スポーツふれあい文化健康財団(平成10年より財団法人、平成22年4月より公益財団法人)とは、平成10年(1998)より、「スポーツ教室」「スポーツイベント事業」「ジュニアスポーツ大会」「区民スポーツ大会」「みなと区民スポーツ・体育祭」などを定期的に開催し、お台場海浜公園、運河など区内の観光資源を活用したスポーツ事業の充実に取り組んだ。主として体育協会は競技スポーツの分野を、財団は生涯スポーツの推進を担当する形で役割を分担しつつ、区を含む三者の連携でスポーツ振興を担ってきた。
 平成21年2月には、港区と財団法人日本ラグビーフットボール協会との間で、「スポーツまちづくり」に関する基本協定が締結された。互いに有する資源を有効活用し、積極的に連携協力することにより、地域社会におけるスポーツの発展および健全育成を目的としている。連携事業として、タグラグビー教室やラグビーを生かしたスポーツ振興事業を行ってきた。
 区の各総合支所では、区民参画によって地域の魅力をより高めるため、地域の課題解決や特性を踏まえた「地域事業」としてスポーツに関する取り組みが始まっている。スポーツ関連事業との連携としては、赤坂・青山SPORTS LIFE(赤坂地区総合支所)、お台場O・MO・TE・NA・SHI(芝浦港南地区総合支所)などが挙げられる。
 さらに、港区に事業所があるスポーツ関係機関や企業チーム・トップチームなどと連携し、港区の在住者、在勤者、在学者に対して、スポーツ教室などのイベントを開催し、区民とトップチームの交流を図った。また、企業のCSR活動として、協力・連携を促進し、積極的に地域との関わりが持てるよう支援した。平成30年度(2018年度)の実績は[図40]の通り。

[図40] トップアスリートおよびチームとの交流実績(平成30年度)
*港区教育委員会事務局作成