平成13年(2001)12月、「子どもの読書活動の推進に関する法律」が成立し、同法第8条第1項の規定に基づき、平成14年8月、「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」が閣議決定された。この基本計画は、すべての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において、自主的に読書活動を行うことができるような環境整備の積極的な推進が基本理念となっていた。計画には、公立図書館等社会教育施設が中核となり、「子どもの読書支援」など地域における課題解決のための事業の実施や評価を一体的に行うことで、全国に広く普及させることが盛り込まれた。
こうした状況を踏まえ、区は平成18年3月、「港区子ども読書活動推進計画」を策定し、子どもたちに読書の楽しさやきっかけを作ることを目的とした子どもの読書活動を推進した。平成24年3月には、「港区子ども読書活動推進計画(第2次)」を策定。区立図書館と学校図書館の取り組みを中心として、子どもの読書活動の促進・支援に当たった。
平成26年10月に策定された「港区教育ビジョン(港区教育大綱)」では、目指す人間像として「生涯を通じて夢と生きがいをもち、自ら学び、考え、行動し、未来を創造する人」が示された。これを受けて平成27年2月、乳幼児から学齢期、青年期に至る子どもの成長を読書という側面で支えることを目的として、「港区子ども読書活動推進計画」(平成27~32年度)が改定された。
関連資料:【文書】教育行政 港区子ども読書活動推進計画 -未来を創る子どもたちへ読書の楽しさを伝える-[平成18年3月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区子ども読書活動推進計画(第2次)
未来をつくる子どもたちへ読書のたのしさをつたえる[平成24年3月刊]
関連資料:【文書】教育行政 港区教育ビジョン すべての人の学びを 支え つなぎ 生かす
関連資料:【文書】教育行政 港区子ども読書活動推進計画[平成27年2月刊]