平成20年(2008)、「港区ミュージアムネットワーク」が区内美術館・博物館施設24館の参加を得て発足した。平成18年から大倉集古館・サントリー美術館・根津美術館・NHK放送博物館と港郷土資料館の5館により検討を進めてきたものである。
平成11年の文化財保護法改正により、文化庁へ提出するすべての書類が港区教育委員会を経由するようになり、区内美術館・博物館と文化財係(港郷土資料館)とのつながりが強まったことが契機となっている。背景として、美術館・博物館側が連携を深め、各館が共同で区の歴史・文化を発信し、区の文化・芸術振興に資する組織としての体制づくりを求めていること、また新郷土資料館建設に向けて、文化財係がネットワークづくりを検討し始めていたことから、双方の意向が重なって実現した。令和元年度(2019年度)現在は35館が加盟し、ホームページや年2回発行の情報誌によって各館の活動を発信している。また、地域振興課が実施する「文化芸術のみなと ミナコレ」や高齢者支援課による「いきいき(ゆうゆう)ミュージアムめぐり」などの事業に協力している。
関連資料:【学校教育関連施設】